RSウイルスを知る

RSウイルスって何だろう?

「RSウイルス」って聞いたことありますか?
感染症の原因ウイルスで、特に赤ちゃんは注意したいウイルスの一つです。
どんなウイルスでも、まずは基本を知って対策しましょう。
詳しいことを川崎医科大学の中野貴司先生に伺いました。

監修の先生プロフィール

中野貴司先生

川崎医科大学 小児科学教室中野貴司先生

川崎医科大学 小児科学教室中野貴司先生

1983年信州大学医学部卒業。国立病院機構三重病院の小児科やガーナ共和国野口記念医学研究所を経て、現在は川崎医科大学小児科学教授であり、厚生科学審議会感染症部会の委員も務める。
小児科と感染症におけるプロフェッショナル。

RSウイルスってどんなウイルス?

子どもがRSウイルス感染症と診断された! ……でも、RSウイルスっていったい何のウイルス? 感染したらどうなるの?
そんな疑問にお答えします。

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赤ちゃんは要注意の感染症の原因ウイルス

赤ちゃんは要注意の感染症の原因ウイルス

RSウイルスの顕微鏡写真
Credit: Public Health Image Library (CDC/E.L.Palmer)https://phil.cdc.gov/Details.aspx?pid=2175
(2020年5月20日に利用)

RSウイルスとは、かぜなどの呼吸器感染症の原因となるウイルスの一種です。赤ちゃんがかかりやすい代表的なものの一つで、2歳までにほぼ全ての赤ちゃんがかかり1)、また、ウイルスに対する免疫がつきにくいため、繰り返し感染するといわれています2)

RSウイルス感染症の症状は、多くは軽い鼻かぜ程度でおさまりますが、感染が細い気管支や肺までおよぶと、重症化して入院が必要になることがあります。また、その可能性はどの赤ちゃんにもあります。重症化すると、命にかかわる場合もあるので油断できません。詳しい症状については、RSウイルス感染症の症状からご確認ください。

流行時期は、以前は秋〜冬といわれていましたが、近年は夏〜翌春頃に流行がみられました。ただし、地域やその年によっても流行のしかたは異なります3)

RSウイルス感染症の症状
出典
  1. 1) 国立感染症研究所: IASR, 35, 6: 141-142 (2014)
  2. 2) Glezen WP, et al.: Am J Dis Child, 140, 6: 543-546 (1986)
  3. 3) 国立感染症研究所: IASR, 35, 6: 137-139 (2014)
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