Q&A

RSウイルス感染症とはどんな病気ですか?
RSウイルス感染症とは、RSウイルス(respiratory syncytial virus=RSV)による呼吸器の感染症です。いわゆる“かぜ”の原因となるウイルスの一種ですが、感染力が強く、1歳までに半数以上、2歳までにほぼすべての乳幼児が一度はかかるとされています1) 1) IDWR 2013年第36号<注目すべき感染症>RSウイルス感染症
https://www.niid.go.jp/niid/ja/rs-virus-m/rs-virus-idwrc/3972-idwrc-1336-01.html(2020年5月20日に利用)
かぜとRSウイルス感染症とはどう違うのですか?
そもそも 「かぜ」とは、特定の病気を示す正式名称ではありません。細菌やウイルスが鼻やのどに入ることによって鼻水やくしゃみ、発熱、のどの痛み、せき、たんなどのさまざまな症状を引き起こします1)。これをひとくくりにかぜ、またはかぜ様症状と称しています2)。RSウイルスは、その原因のウイルスのひとつです。かぜの症状は、軽い症状から重い肺炎までさまざまですが、乳幼児は、RSウイルスに感染すると重症化しやすいため予防が重要になります3) 1) 社団法人日本呼吸器学会 呼吸器の病衣気 感染性呼吸器疾患 かぜ症候群
https://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=2(2020年5月20日に利用)
2) 金の星社「どうしてかぜをひくの?インフルエンザになるの?」編著:WILLこども知育研究所
清水直樹(東京都立小児総合医療センター 救命・集中治療部部長)、清水さゆり(救急医)著
https://www.kinnohoshi.co.jp/search/info.php?isbn=9784323035710(2020年5月20日に利用)
3) 厚生労働省 RSウイルス感染症Q&A
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html(2020年5月20日に利用)
RSウイルス感染症はいつ頃、流行りますか?
RSウイルス感染症は、従来、秋から冬にかけて流行するとされてきましたが、近年は、夏ごろから報告数が増加し、翌年の春くらいまで流行が続いていました1)。今後も各地の流行状況については注意が必要です。 1) NIID国立感染研究所 IDWR 2017年第34号<注目すべき感染症> RSウイルス感染症
https://www.niid.go.jp/niid/ja/rs-virus-m/rs-virus-idwrc/7509-idwrc-1734.html(2020年5月20日に利用)
流行時期は地域によっても違いますか?
はい。詳しくは、「都道府県別の流行状況」をご確認ください。国立感染研究所の感染症発生動向調査1)の結果をもとに、最新の都道府県別の流行状況を提供しています。近年の流行開始時期をマップで示したものも掲載しています。 1) NIID国立感染研究所 IDWR 2004年第22号掲載<RSウイルス感染症とは>
RSウイルス感染症とは
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/alphabet/rs-virus/392-encyclopedia/317-rs-intro.html(2020年5月20日に利用)
どうすればRSウイルス感染症から赤ちゃんを守れますか?
RSウイルス感染症は、RSウイルスに感染した人のせきやくしゃみ、会話中の唾液の飛沫を吸い込むことによる「飛沫感染」と、RSウイルスがついた物や手指を触ったりなめたりすることによる間接的な「接触感染」が主な感染のルートです1)。大人や年長の兄弟がRSウイルスに感染しても軽症で済み気づかない例が多く、赤ちゃんへの感染源となることがあるため、特に注意を払う必要があります2)。赤ちゃんの周囲の大人や年長の兄弟姉妹は、かぜの症状がみられたときにはマスクを着用し、飛沫感染を予防しましょう。接触感染は、手洗いをはじめ、赤ちゃんが日常的に触れるものをこまめに除菌、消毒することで対策できます。また、家庭内(室内)では、@適度な室温(20度前後)や湿度(50〜60%程度)を保つこと、A換気を十分に行うこと、Bかぜ様症状がある人は赤ちゃんになるべく近づかないこと、などが感染予防の対策となります。 *「予防と対策」コンテンツでも、RSウイルス感染症予防のためにとれる行動を紹介しています。 1) 厚生労働省 RSウイルス感染症Q&A(平成26年12月26日)
Q3.RSウイルスはどのように感染しますか。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html(2020年5月20日に利用)
2) NIID国立感染研究所 IDWR 2013年第36号<注目すべき感染症>RSウイルス感染症
https://www.niid.go.jp/niid/ja/rs-virus-m/rs-virus-idwrc/3972-idwrc-1336-01.html(2020年5月20日に利用)
大人になってもRSウイルスに感染しますか? 免疫はできていますか?
RSウイルス感染症は一度感染しただけでは十分な免疫が獲得されず、大人になっても何度か感染することがあります1)。大人の場合、通常は、感冒様症状(発熱や、鼻詰まり、咳などいわゆる風邪のような症状)で終わりますが、まれに重症化することもあります。特に高齢者の場合は、急性の重症化した下気道炎(肺炎など)を起こすことも知られています2) 1) 愛知県衛生研究所 生物学部 RSウイルス感染症
https://www.pref.aichi.jp/eiseiken/67f/rs.html(2020年5月20日に利用)
2) 厚生労働省 RSウイルス感染症Q&A(平成26年12月26日)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html(2020年5月20日に利用)
どんな症状が出たら病院へ行くべきですか?入院の必要はありますか?
多くの場合は、軽いかぜ症状が数日間続く程度の軽症ですみます。ただし、生後6か月未満の赤ちゃんは、RSウイルス感染症にかかると入院するリスクが高いといわれています1)。症状が悪化すると、細気管支炎や肺炎を引き起こすこともあります2)。「呼吸が浅く、呼吸回数が増える」「ゼーゼー、ヒューヒューとした呼吸」「38度以上の熱がある」などの症状がひとつでもあれば、すみやかにかかりつけ医を受診してください。場合によっては入院が必要になることもあります。
RSウイルス感染症チェック表 1) Hall CB et al., NEJM. 2009; 360: 588-598. 2) 厚生労働省 RSウイルス感染症Q&A(平成26年12月26日)
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/rs_qa.html(2020年5月20日に利用)
RSウイルス感染症の治療法について教えて下さい。
2020年3月現在、RSウイルス感染症には、ワクチンや特効薬はありません。基本的には対症療法で症状を緩和させていきます。そのためRSウイルス感染症はかからないように予防することが非常に大切です。家庭では、咳がひどくならないよう部屋を暖かくして加湿をしたり、脱水症状にならないよう水分(母乳、ミルク)をこまめに飲ませてあげたりしましょう。 1) 徳島県医師会 RSウイルス感染症
https://www.tokushima.med.or.jp/kenmin/doctorcolumn/hc/206-3400
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